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うちの子肥満?
近年、日本では肥満に関連してメタボリック・シンドロームの話題がよく取り上げられていますが、人だけではなく犬や猫の肥満も増加傾向にあることを御存知ですか?病院に来院する犬の3割、猫の2割が肥満というデータもある程です。自分の体型、体重のこととは気にするけど飼っている犬や猫の方はあまり気にしていないという方もいるのではないでしょうか。
実は犬、猫の肥満にもリスクがあり、下に示すような病気になりやすくなります。

<犬>
・糖尿病
・関節疾患
・椎間板ヘルニア
・呼吸器疾患
・急性膵炎
<猫>
・糖尿病
・肝リピドーシス
・FLUTD(猫下部尿路疾患)
・皮膚炎


この他にも、肥満していると普段の診療にあたって、、、

・身体検査時の腹部の触診
・心音、肺音の聴取
・採血
・採尿
・超音波検査     などが困難になることがあげられます。

更に、麻酔をかける時にリスクが増加します。
太っていると病気にかかりやすくなるばかりでなく、診察時にも普通の体型の子に比べて十分な情報が得られないなどデメリットが多いのです。

では、具体的に肥満とはどういう状態を指すのでしょうか?

肥満とは…
 体脂肪が過剰に蓄積する状態で、その量が理想体重の15~20%を超えること。


言葉で表現しようとするとなんだか分かりにくいですね。
実際に家の子の体型は大丈夫?っと心配されている方も多いのではないでしょうか?
犬や猫には品種がいろいろある上に、同じ品種でも体格や体重に個体差があって人に比べてその肥満度が評価しにくいというのが現実です。
そこで、犬、猫の肥満チェックにお家で簡単に活用できるBCS(ボディコンディションスコア)を紹介したいと思います。
BCSは犬や猫の体格を見た目と触れた時の骨格の感触をもとに数値化して評価する方法です。主なポイントは胸のまわりのさわり心地と腰のくびれの有無です。家庭でもBCSの表を参考に、お家の子の肥満度を体重とあわせて定期的に測定して評価してあげるとよいでしょう。
BCSの測定基準は下の通りです。
お家の子の肥満度はどうでしたか?
一口に肥満と言っても肥満もいくつかに分類することができ、単純な肥満の他にも、内分泌疾患が原因となる肥満や服用しているお薬が関係する肥満もあります。体型について気になることがあれば気軽に診察の際に相談してみてください。
また、体重、体型が気になるからといって急な食事の変更や減量、急激な運動をしたりすると予期せぬ体調不良を招くことがあります。ダイエットの際は、減量用のフードを使うなどその子に合わせたダイエット方法を選択することも大切です。

最後に、当院では肥満が気になる子を対象に、目標体重と期限を決めて減量に挑戦するダイエットコンテストを開催しています。院内にも掲示物を貼ってあるので来院の際はぜひ御覧ください。また、興味のある方、参加希望の方はスタッフに声をかけてください。

動物も人も病気になったら治療するだけではなく日頃の生活から病気になりにくい体作りを目指したいですね。
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