渡辺動物病院

免疫療法・細胞治療

現在の獣医学は日々進歩しており、多くの病気やケガを薬や手術で治すことが可能です。しかし残念なことに、治すことが難しい病気やケガは一定数存在しています。

治りにくい病気やケガを負ってしまった動物のために、用いられている治療法の一つが「細胞治療」になります。

細胞治療は、動物たちの本来持っている自己治癒能力を最大限引き出して治療を行う方法です。

適応症例
  • 既存の内服薬・手術などを行ったが改善がなく、他にできる治療法がない。
  • 既存の内服薬・手術などが適応できず、他にできる治療法がない。
  • 細胞治療の効果が報告されている病気やケガを患っている。
  • ご家族の方針で内服薬や手術を希望しないが、負担の少ない治療はしてあげたい。
メリット
  • 生きた細胞を利用するため、化学的な薬品よりも副作用が少ない。
  • 他の内科治療や外科治療と併用できる。
  • 既存の治療に反応しなかった動物でも、効果が見られることがある。
デメリット
  • 既存の治療法のような、劇的な回復は望めないことが多い。
  • 治療金額がある程度かかる(1回6万円〜)。

幹細胞療法

 自家移植・・・・患者から採取した脂肪の幹細胞を体外で増やして移植をします。

 他家移植・・・・若く健康な動物から採取した脂肪の幹細胞を、体外で増やして移植をします。

いずれの治療法も、拒絶反応などの副作用は出にくく安全性が高いことが証明されていますが、注意を払って治療を行っております。

適応疾患病名投与方法
皮膚疾患イヌ アトピー性皮膚炎点滴投与
骨・関節疾患変形性関節症関節内投与
慢性骨関節炎関節内投与
骨折骨折部位投与
自己免疫疾患炎症性腸疾患点滴投与
乾性角結膜炎麻酔下で涙腺・第3眼瞼に局所投与
免疫介在性溶血性貧血点滴投与
免疫介在性血小板減少症点滴投与
赤芽球癆点滴投与
再生不良性貧血点滴投与
神経疾患椎間板ヘルニア病変投与/点滴投与
非感染性髄膜脳脊髄炎点滴投与
消化器疾患肝炎点滴投与
膵炎点滴投与
内分泌疾患糖尿病点滴投与

動物の細胞治療については、まだ臨床研究段階にありますが、既存の治療が効かなくなってしまった動物たちにできる治療の1つの選択肢になります。

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