現在の獣医学は日々進歩しており、多くの病気やケガを薬や手術で治すことが可能です。しかし残念なことに、治すことが難しい病気やケガは一定数存在しています。
治りにくい病気やケガを負ってしまった動物のために、用いられている治療法の一つが「細胞治療」になります。
細胞治療は、動物たちの本来持っている自己治癒能力を最大限引き出して治療を行う方法です。
現在の獣医学は日々進歩しており、多くの病気やケガを薬や手術で治すことが可能です。しかし残念なことに、治すことが難しい病気やケガは一定数存在しています。
治りにくい病気やケガを負ってしまった動物のために、用いられている治療法の一つが「細胞治療」になります。
細胞治療は、動物たちの本来持っている自己治癒能力を最大限引き出して治療を行う方法です。
自家移植・・・・患者から採取した脂肪の幹細胞を体外で増やして移植をします。
他家移植・・・・若く健康な動物から採取した脂肪の幹細胞を、体外で増やして移植をします。
いずれの治療法も、拒絶反応などの副作用は出にくく安全性が高いことが証明されていますが、注意を払って治療を行っております。
適応疾患 | 病名 | 投与方法 |
---|---|---|
皮膚疾患 | イヌ アトピー性皮膚炎 | 点滴投与 |
骨・関節疾患 | 変形性関節症 | 関節内投与 |
慢性骨関節炎 | 関節内投与 | |
骨折 | 骨折部位投与 | |
自己免疫疾患 | 炎症性腸疾患 | 点滴投与 |
乾性角結膜炎 | 麻酔下で涙腺・第3眼瞼に局所投与 | |
免疫介在性溶血性貧血 | 点滴投与 | |
免疫介在性血小板減少症 | 点滴投与 | |
赤芽球癆 | 点滴投与 | |
再生不良性貧血 | 点滴投与 | |
神経疾患 | 椎間板ヘルニア | 病変投与/点滴投与 |
非感染性髄膜脳脊髄炎 | 点滴投与 | |
消化器疾患 | 肝炎 | 点滴投与 |
膵炎 | 点滴投与 | |
内分泌疾患 | 糖尿病 | 点滴投与 |
動物の細胞治療については、まだ臨床研究段階にありますが、既存の治療が効かなくなってしまった動物たちにできる治療の1つの選択肢になります。
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